感染性胃腸炎が流行しています!
京都市が実施している感染症発生動向調査で、今後さらなる増加が予想されています。平成18年10月以降の社会福祉施設等においてノロウイルスが原因と疑われる集団発生件数も例年に比べ大幅に増加しています。乳幼児のウイルス性腸炎で、ロタウイルスやアデノウイルス等、冬季に時々
流行るウイルスが知られていますが、これらはここ数年流行の兆しは認められていません。 |
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ノロウイルス
ノロウイルスは食品(特にかきなど二枚貝)を介して感染することが多いです。また、このウイルスを持った人がトイレ後 手をよく洗わず、そのまま調理してしまうと食品にウイルスが付着し汚染された食品となり、感染源となってしまいます。
その他、ごく微量のウイルスでも感染しますので人から人や、人からその辺の触ったものへ移ったり、そこからさらに、人へ感染することもあります。
飛沫感染といい、吐物が乾燥するとウイルスが空気中に 浮遊しまして、それに感染することもあります。 |
感染予防は?
魚介類の充分な加熱処理を行うことです。調理する人は、調理前に必ず手洗い、うがいを行うこと。また調理器具を
洗浄することでウイルスを付着させたままにしないことなどです。 |
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発症について
一般的に、季節に関係せず通年性に発症しますが、かきを食べる機会が増える11月〜3月にやはり集中します。感染して24〜48時間前後で、はきけ、嘔吐、腹痛、下痢、発熱等の症状が見られ、たいてい数日のうちにおさまりますが、なかには脱水症など重症化することもありますので早めの受診を お勧します。 |
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インフルエンザワクチン接種中。お早めに!
ワクチン効果が出るのは接種後、約一ヶ月してからですので流行る時期(1月〜3月)までに打つことをお勧めします。
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