●痛風ってなに？
痛風という言葉は皆さんよくご存知のことと思います。
足の親指が痛くなる病気やろ？
そうですね。代表的な症状です。
片足の親指の付け根が痛みを伴い、赤くはれ、熱を持つ状態。もう少し医学的な言葉では高尿酸血症による急性単関節炎と言います。よく繰り返し起きます。
それ以外に、尿路結石（尿管結石や腎臓結石のこと）、関節や耳介（耳たぶ）に好発する痛風結節、腎機能障害から挙句の果てに腎不全（腎臓が使い物にならず尿が出なくなる状態）など、いずれの症状も血の中の尿酸（正常値 2〜7mg/dl）
という物質が過剰になり、その内の尿酸ナトリウムというものが組織に沈着して起こります。これを痛風といいます。
なぜ起こるか？
血の中の尿酸が過剰になるからですが、現代の日本はまさに痛風を起こしやすい環境にあります。動物性蛋白の多量摂取と飲酒量の増大など生活習慣が尿酸値を高めています。この40〜50年での摂取量は、動物性蛋白も飲酒量も約倍量に増えています！バランスのよい食事を心掛けましょう。
その他、まれに遺伝性の病気を持っていることで痛風が起こることがあります。
治療は？
不幸にして痛風発作が起きてしまったら、この場合、一番頻度の高い関節炎についてですが、まずは冷やすこと、痛み止めを飲むこと。
発作がなくとも、尿酸値が高いと医療機関でいわれたら、症状がなくとも普段の食生活を見直し、節制することが大切です。
以下に、食品中のプリン体（食物の中に含まれ、体内で最終産物として尿酸に変換される、いわば痛風のもと）を多く含む食品を列記します、参考までに。痛風、高尿酸血症と言われた方は避けるようにしてくださいね。
大豆、納豆、豚肉（ヒレ、タン、ハツ）、牛肉（モモ、ハツ）、鶏肉（ササミ、モモ、皮、スナギモ）、鯨肉、サラミ、マグロ、サワラ、キス、ニジマス、タイ、ヒラメ、アジ、ニシン、サバ、タコ、エビ、カニ、アサリ、カキ、ツナ。
これから挙げる食品はさらに、かなり含みます。
豚レバー、牛レバー、鶏レバー、カツオ、イワシ、煮干、白子、干しシイタケ。 |
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