(医)社団明徳会
中川診療所
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 2007年7月

熱中症の予防と発症時対応

<予防>

・常日頃の健康管理
 前夜の睡眠状況。体調。けがの状況などを見とく。熱中症発症のみならず、けがの予防にもなる。

・過去に熱中症になった経験のある人はまたなる。
 以前に発症した人は起こりやすいため、とくに注意が必要。

・環境条件を把握し、それに応じた運動、水分補給。
 暑い時期は、激しい運動を避け、休憩と こまめな塩分を含んだ水分補給を行う。


ちょいとここで、熱中症の起こりやすい状況を挙げてみます。

 なにかの運動の練習初日、休み明け。

 練習が続いた最終日前後。

 前日と比べ、急な気温上昇。

 温度が高い日。


<発症時対応>

 病気の分類を前述しましたが、その場で出来る対応としては以下の通りを、まずはしてあげて下さい(もしくは自分にして下さい)。

・軽症

  気分が悪いなど、比較的 軽いうちは、換気のよい涼しい場所で休ます、下肢を挙げる、皮膚をぬれタオルなどで冷やす、ベルトなど締め付けているものを緩める、水分補給などです。


・重症

  重症と言われても・・・と思われるでしょうが、以下は自分自身ではできませんが

1)意識もうろうとしているか
2)けいれんをおこしているか
3)熱が38℃でてるか

 などが目安になるかと思われます。これらが あれば、迷わず医療機関へ!救急車でも良いです。


 そこまではなあ と思われる状態でも、少なくとも軽症時に挙げた処置は必ずして下さい。出来るだけ医療機関に行かれることを お勧めます。


 ここで、子をお持ちの親御さんの皆さんへ、天気予報などで発表される気温は、地上150cmの高さで測っています。地面に近いほど温度は上がり、大人が体感するより実は、子供たちは かなり暑い環境にいます。大人が子供の頃と比べ、温暖化も進んでおり、子たちには、ますます厳しい環境になってきました。みんなで子供を守っていきましょう。


   

 
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